オイラーの公式

オイラーの公式は、指数関数と円運動を結び付けます。

$$ e^{ix}=\cos x+i\sin x. $$

この恒等式を係数ごとに確かめます。Egisonで記号式を微分し、 両辺のマクローリン展開の各項を生成します。

指数関数のマクローリン展開

関数$F$を原点のまわりで展開したとき、$n$次の項は

$$ \frac{F^{(n)}(0)}{n!}x^n. $$

まず、$e^{ix}$の最初の8項を求めます。

declare symbol x : MathValue
take 8 (taylorExpansion (e^(i * x)) x 0)
$\{1, i x, \frac{-1}{2} x^{2}, \frac{-1}{6} i x^{3}, \frac{1}{24} x^{4}, \frac{1}{120} i x^{5}, \frac{-1}{720} x^{6}, \frac{-1}{5040} i x^{7}\}$

実部と虚部

偶数次の項は$\cos x$に、奇数次の項は$i\sin x$に現れます。 2つの級数を別々に計算することで、この偶奇による分かれ方が 明確になります。

take 8 (taylorExpansion (cos x) x 0)
$\{1, 0, \frac{-1}{2} x^{2}, 0, \frac{1}{24} x^{4}, 0, \frac{-1}{720} x^{6}, 0\}$
take 8 (taylorExpansion (i * sin x) x 0)
$\{0, i x, 0, \frac{-1}{6} i x^{3}, 0, \frac{1}{120} i x^{5}, 0, \frac{-1}{5040} i x^{7}\}$

係数ごとの比較

2つのリストを加えると、表示したすべての次数について 指数関数の級数が再現されるはずです。

take 8
  (map2 (+)
    (taylorExpansion (cos x) x 0)
    (taylorExpansion (i * sin x) x 0))
$\{1, i x, \frac{-1}{2} x^{2}, \frac{-1}{6} i x^{3}, \frac{1}{24} x^{4}, \frac{1}{120} i x^{5}, \frac{-1}{720} x^{6}, \frac{-1}{5040} i x^{7}\}$

最後のリストは$e^{ix}$の展開と一致します。この計算は、$x$に 数値を代入することなく、オイラーの公式が形式的冪級数の 恒等式であることを示しています。

リンク

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